未就学児のお子さんがいる保護者「中学受験を目指しているけど、幼児期にしておくべきこともあるのかな。
中学受験塾でも良い成績でゆくゆくは、いい中学に入ってほしいな。」
こういった疑問にこたえます。
自分自身が中学受験経験者で、4つ上の兄も中学受験経験者です。
中学受験をした理由は、兄の時代の近所の公立中学が荒れていたようで兄が受験し、私は「兄がしたから私も!」という安易な理由です。
自分は3歳からピアノ・ポピー、こどもちゃれんじの通信教育をして、小学校時代は3年生ぐらいまで公文・ピアノ・水泳・書道。
3年生の春夏くらいから大手中学受験塾に入りZ会の通信教育も併用し、最終的に偏差値60半ばぐらいの中高一貫に受かりました。
現在年少と年長の子も、将来的に中学受験を考えており(子供次第ではありますが)毎日試行錯誤しています。
なので幼児通信教育から中学受験まで全て経験済みです。実際の経験者目線でご紹介したいと思います。
実際に中学受験をした保護者達が「幼児期にしておけばよかったこと」
まず、中学受験経験者の保護者たちの「小さい頃からやっていれば…!」という後悔の生の声からご紹介します。
・そろばん・公文(計算ミスがもったいない・・・)
・読書習慣(もっと本好きになっていれば・・・)
・お手伝い(高学年になってからでは手伝ってくれない・・・)
そろばん・公文(計算ミスがもったいない・・・)
中学受験をする場合、ちょっとした計算ミスが命とりなので、正確にはやく計算できる力がつく公文・そろばんはやっておけばよかった習い事の一つということです。
読書習慣(もっと本好きになっていれば・・・)
小さい頃から本をよく読んで本が大好きなお子さんは、中学受験でも国語が得意な傾向があります。しかし、読書週間がないまま高学年になって急いで本好きにしようとしてもなかなか難しいものがあります。
お手伝い(高学年になってからでは手伝ってくれない・・・)
幼児期にお手伝いを頼むと、大人がやるより倍以上の時間がかかる上に、失敗したり後片付けが大変だったりして大変ですよね。
「自分でやるほうが早い」と思ってお手伝いを頼まないまま高学年になり、お手伝いをしてくれない子になってしまったという後悔の声をよく聞きます。
番外編:幼児期におすすめの育児書
この本も、レビューを見ていると「あの時読んでおけば良かった…」というコメント多数です。
中学受験を目指す未就学児が、幼児期にすべきこと
たっぷり遊ぶ
折り紙
お手伝いをしてもらう
自分で本を読む
小1までにひらがなカタカナはマスターする
順にご紹介します。
たっぷり遊ぶ(親のサポート大事)
最近~これからの中学受験の傾向として、「知識量」よりも「答えのない問題に対し自分で考えて答える力」を問う学校が増えてきています。
そんな中、小さい頃にたくさん遊ぶことにより、「これはなんでこうなってるんだろう」などと考えて自分で答えを探す力が付きます。
色んな育児書を読んで分かってきたことは、ただたくさん遊ぶだけでなく、「何で?」と思わせるようさりげなく大人が問いかけたり、調べるサポートするのが大事という点です。
自分は当初「ただ遊ばせればいいのか」と思っていたのですが、結構大きな違いだと思うので小さい子がいるご家庭は気にかけてみるとお子さんがより成長すると思います。
折り紙や積み木・レゴをする
折り紙や積み木・レゴは単純な遊びのようで、空間認知能力や図形を読む力など色んな力が養われます。
東大生たちなどを調査しても小さい頃に熱中した遊びとして上がっており、小さい頃から図形を認識する力を養うのに最適です。
積み木はくもんの積み木が問題カード付きで立方体で優れているなと思います。
この記事もおすすめです。
図形問題に強くなるようにワンダーボックスという通信教育も使ってます。
>>ワンダーボックス
お手伝いをしてもらう
お手伝いは手順を考えたり・効率よくこなすにはどうすればよいのかなど頭をフル回転させる学習要素が満載です。
また、買い物を手伝うならお金の流れや計算の勉強になりますし、果物の産地はどこかなど中学受験でいうと算数&社会の勉強にもつながります。
お手伝いをしたがる小さい頃から習慣付けるのがコツです。
子ども自身で本を読む
読み聞かせではなく、「自分で読む」というのがポイントです。
自分で読む・もしくは音読することによってひらがなやカタカナがマスターできるようになります。
幼児期に自分で読むのはかなり難易度が高いですが、1ページに数文字しかない絵本や、なんなら一文字で「り」しかない絵本などもあります。
実際に子供に「これはどう?」と選んでもらうと、子供も喜んで読み始めます。
一生懸命、苦労して読んだ後「読み終わった!」という快感が脳の刺激に良いようで、我が家の年長と年少の子は日を追うごとに本が大好きになり文字が多い絵本を自分から選んで読み始めるようになりました。
小学校入学前までにひらがなカタカナはマスターする
中学受験を目指す場合、小学校入学時からつまずくのはあまり良くないと思います。
しかし、保育園時代のびのびと遊んで小学校入学時は自分の名前がひらがなで書ければいいかなと思っていた子が小学校にあがって、5月くらいに作文をさせられて嫌になるという事があるようです。
私たち親世代より、今の小学校の学習スピードは早くなっています。
小学校が楽しいと思ってもらい中学受験につなげたい場合は、入学前までにひらがな・カタカナはマスターする事が大事です。
我が家はプリントと、上記のAmazon キッズタブレットも併用して楽しくひらがな練習してもらってます。
よくある質問:こどもが勉強を嫌がる
こどもが勉強を嫌がる最大の原因は、「こどものレベルに合ってない」事です。
簡単過ぎても良くなくて、こどもは自分のレベルよりちょっと難しい問題だとチャレンジ精神をくすぐるようで、自分から取り組みたがります。
我が家の場合、タブレットや本屋、インターネットの無料教材で丁度いいレベルの問題を一緒に探したりしています。
ちなみに対象年齢などは完全無視でOKです。
ピッタリのものが見つかると子ども自身が「これやりたい!」と奪い取る勢いです。
中学受験の御三家に入る子どもの傾向
今回は小学校入学前の幼児期にやっておいた方がいいことを中心にご紹介しましたが、自分の経験も踏まえて中学受験で成績が良く御三家に合格した子の傾向もあげます。
・やっぱり小学4年生時代から6年生時代までずっと成績が良かった
・何事も全力
・時間管理がうまい
上記の3点が共通してるかなと思います。
つまり、小4以前から学習習慣がついており、その時点で成績が決まっていたように思います。
御三家に合格した友人たちは
また、私が通っていた小学校の同じクラスから御三家の中高一貫私立→東大に行った友人が二人いました。
しかも、自分から成績の事を言ってくる事は無くて、同じ塾だったので塾のテスト成績優秀者一覧でいつもほぼトップに掲載されており、そこで間接的に私が知るという感じです。
クラスの人気者で勉強以外にも係などもしっかりこなし絵も上手だったりで、「勉強時間はいつ?」と思うほど何事にも全力で取り組んでいました。
あとになって思うのですが、時間管理・自己管理能力が優れていてやっぱり小さい頃からのご家庭での習慣が大事かなと思います。
まとめ:幼児期から中学受験をめざす方法
たっぷり遊ぶ
折り紙
お手伝いをしてもらう
自分で本を読む
小1までにひらがなカタカナはマスターする
基本的なことばかりのようですが、少しずつ中学受験にむけて能力を伸ばすためのポイントがあるので、意識して毎日続けるだけでみるみる子供の能力は伸びていくと思います。
中学受験を目指している未就学児がいるご家庭の参考になれば幸いです。